今話題のギリシャ危機はじめてガイド

画像


○そもそもギリシャ第一次支援とは?

財政危機におちいったギリシャは欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)から総額1100億ユーロの融資を受ける代わりに、財政赤字削減などの目標の達成の義務があります。四半期毎に目標達成の進みぐあいを確認して、進みぐあいがよければ、各期に必要なお金を受け取るという事になっています。


○支援の条件は?

2011年の財政赤字削減目標は171億ユーロです。また、保有国有資産(国有企業など)を民間に売却することも義務づけられてます。2011年末までに総額50億ユーロ分の売却ですが、じつは時間軸による義務もあり、9月末までには17億ユーロ分を売却しなければならないのです。


○条件の進捗状況は?

2011年1-8月までのギリシャの赤字186億ユーロです。月平均23億ユーロの赤字ですね。9月から12月の4ヶ月で、15億ユーロの黒字にならないと目標を達成することはできません。
1-8月のギリシャの財政赤字拡大

そこでギリシャは、不動産税の増税を打ち出しました。増税分は20億ユーロと見込んでいますので、財政赤字削減の目標は達成可能のように見えますが、8月までの実績である月平均23億ユーロ分の赤字を考えなければの話です。
ギリシャが新たな不動産税、歳入2000億円超で財政不足穴埋め

さらに深刻なのは保有国有資産の売却です。9月13日段階で4億ユーロしかできていません。あと2週間強で13億ユーロ分売却しなければなりません。
ギリシャの資産売却、市場環境の悪化で難航



○目標を達成できないとどうなるの?

この目標が達成されなければ、まず第一次支援第6回目の融資である80億ユーロが受けることができません。ギリシャ政府高官は10月までは資金繰りはOKだと話していますが、11月はいったら国家破綻でしょう。
ギリシャ、10月に資金が底をつく見込み





○目標を達成できなくても支援してしまえば?

IMFは国際的な機関なので約束を守らなかった国に支援することは、他の国の示しがつかないので無理。
あとはEUの支援ですが、ギリシャの国家破綻は、ユーロ解体まで問題が発展するため避けたいところです。しかし、国民の間で支援疲れが生じ、メンケル首相の支持率も低下しているので、ドイツの反対が予想され大変難航しそうです。
メルケル政権、支持率が急落


○ギリシャが国家破綻したらどうなるの?

実際になってみないと分からないのですが、想定されることは

ギリシャはユーロから離脱し、IMF管理下へ
ユーロの大幅な下落
スペイン、イタリア、アイスランド国債の金利の上昇
それらの国々の財政の大幅な悪化
ギリシャ国債保有しているEU各国の銀行の損失拡大
EU各国の株式市場の大幅な下落
金融危機により景気後退、貸しはがし等も発生
アメリカ経済へも波及
そんでももって少し遅れて日本にも波及


などなど考えたら切りも無い状況です。リーマンショックよりもひどい状況になる可能性は否定できません。


○さらに有益な情報は以下のサイトで


○あわせて読んでほしい
クリック365のユーロ買が増加してるけど、今が底だと本気で思ってるの?
ユーロ買いは一定のメドがついても危険

にほんブログ村 為替ブログ 為替投資情報へにほんブログ村 その他生活ブログ 資産運用へにほんブログ村 株ブログ 投資信託へ

人気ブログランキングへ

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック